技巧は、まず、音作りから始まります。
一つの音色だけでも、
最も弱い音から、
最も大きい音まで 弾き分けることができます。 力をいれたりしないで、大きな音が出せますし、
ごく小さな音でも、
天井桟敷の最後列まで 届かせることが出来ます。
この 音の多様さを、画家のパレットにたとえて説明するのが、
わたしは (*^ー^*)。*・ス。*・キ*。・なのです。
たとえば、
青といっても、
・淡青色の トルコ石の青
・濃紺
・空の青
・ウエッジウッド(イギリスの陶器メーカー)の青色
・太平洋の青 などがあるように、
ピアノの音も、たくさんちがったニュアンスをもっているのです。
音作りについては、これまでにも いろいろなことがかかれ、
言われてきましたが、いくつかの大切な ポイントについて お話します。
まず ピアニストは、
自分自身をいかに「聴く」か、
つまり自分の弾き出す音、ひとつひとつの音を、
いかに注意深く聴くかを
まなぶ必要があります。
(全てのページをご覧になった方は。。。。。
どこかできいた言葉ですよね!?(▼∀▼)ニヤリッ)
よい音を作るには、
まず、自分の心の中に「よい音」をいつも 持っていて、
実際に音を聴いたときに「それ」とわかるようにすることです。
そのとき、先生は、
いろいろな可能性を実際に弾いて示すこと、
また 生徒が、自分の弾く音が、
そうしたいと思っている音であるかどうか、
判断できるように 仕向けることなどして、勉強をたすけることができます☆
生徒は、いちどコレこそ素晴らしいと思う音を自分でつくれると、
決して忘れないものです。
ときどき、
生徒に、
下手なピアニストが いいピアノで弾くのと、
優れたピアニストが 質の良くないピアノで弾くのと
どっちが聴く気がするかを きいてみます。
つまり、ピアニストは 他の楽器の奏者と違って、
自分の楽器を持ち歩き出来ないのだということを、
思い出してほしいのです。
けれども、どんなに良くないピアノでも、
うまく使ってよい音を出させる能力と、
自分自身の音を 持って歩くことは出来るわけです。(`・ω・´)シャキーン
時には「良くない」以下の、
ひどいピアノで弾かなければならないことがあります。
でも、
そういうときにも、ともかくベストを尽くせといいます。
「なおせないものは、ガマンするっきゃない!」
(´・ω・`)
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